我社の印刷技術向上を目指して

  • 投稿日:
  • by

 我社の印刷も、以前は、伝票・ページ物等の単色の印刷物が主流でしたが、CTP・4色機導入後の現在は、パンフレット・チラシ等のカラー印刷がメインになり、より良い印刷物を作るために、日々頑張っていますが、さらなる印刷オペレーターの知識と技術向上を目指すため、我社(製作2課)では、月1回勉強会を始めました。


 日本印刷技術協会の「トラブル解消法」参考書を基に、さまざまな印刷トラブルに対処できるよう知識を習得していきます。

 参考までに、現在勉強中のトラブルの現象・原因・対策を紹介します。

 

1、カッタダスト、紙粉
(現象)紙を、所定の寸法に断裁する時、刃の切れが悪くなり、長さ1〜2m以下の細長い切りカスや粒状の切りカスが発生する。これが紙の小口部に多く付着し、さらにブランケット表面
     に付着し溜まる。除去せず、印刷作業を行うと次第に圧胴に堆積し、ブランケットが凹ん
     でしまう。(原因)・断裁の刃の摩擦により、切れ味が落ちた時に発生する。
(対策)・断裁機の刃を交換する。
         ・印刷機のブランケット洗浄を頻繁に行う。


2、紙むけ
(現象)紙の表面強度が低いため、紙の繊維が紙から剥離してブランケット表面に付着する。
     ピッキングとも呼ばれ、インクの着きが悪くなりヒッキーが発生する。
(原因)・インクのタックが高い場合や、インクの温度が低い。
     ・印刷速度と、インク選定(タック)の誤り。
     ・湿し水過多による、紙の繊維やコート層の剥離。
     ・ブランケットの紙離れが悪い。
(対策)・インクのタックを、コンパウドなどで下げる。
     ・温度に適応した硬さのインキを選定する。
     ・湿し水量を少なくする。


3、ヒッキー
(現象)絵柄に付く丸き、白抜けやゴミ状の模様が付くこと。
(原因)・印刷機のローラーや紙などから、版面、ブランケット表面に付着して発生する。
     ・インキカスから発生する場合は、インク缶の表面の乾燥皮膜がインク壷に混入するのが
     原因である。
     ・インキローラーから発生する場合は、インクローラーに付着したインクがの乾燥皮膜が
     はがれて、発生する。
    ・ヤレ紙の場合は、ヤレ紙に付いているゴミ・スプレーパウダー等
(対策)インクの場合は、インク缶内に発生した乾燥皮膜をインク壷に入れないようにする。
     インキローラーの場合、端にたまったカスは、定期的に清掃する。こびりついている場
     合、ローラーを取り外して機外でやる。

 

4、紙くせ
(現象)湿気により、紙の繊維が伸縮して紙を給紙台に積んだ状態で、凹凸になる。
     紙くせには大きく分けて、3種類がある。
    ・カール→紙が同一方向に反ってしまう状態。
    ・タイト・エッジ→紙の四方が反ってしまう状態。逆に中央部が高くなる状態。
    ・ウエーブ・エッジ→紙が目に対し直角の方向に、波うった状態。
(原因)紙くせに共通する最も多い原因は湿度管理が悪く、紙が部分的に吸湿・脱湿して紙の中の
     水分分布が不均等になり、伸縮が部分的に違うために紙が歪むことである。
(対策)紙くせに共通対策として、「吸湿・脱湿」である。
    ・印刷工場の温湿度管理。
    ・冬期は、外気温が工場と大幅に違う場合は、工場に紙を置いて室温に馴染ませる。
    ・紙の包装を開けた場合は、カバー等をかけて、吸湿・脱湿を防ぐ。

 

以上、ここまでが今月の勉強会で行った印刷の基本的なトラブルの原因と対策法です。今後はさらに勉強会を続け、知識と技術の向上をはかり、より良い印刷物をお客様に提供し、喜んでいただけるよう努力して行きます。

shoyo_logo.gif